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重金属等の有害物質に対処する方法は、抽出除去だけではありません。重金属等が土壌・焼却灰中や水質中に存在していても、害が無いようにする方法もあります。その中の一つが「不溶化」です。特に天然無機性鉱物を用いた「不溶化」は、重金属等を強固に結合、鉱物化することにより、重金属等を長期安定的に不溶出にすることができます。非常に安全性の高い処理方法です。近年では、鉱物を用いた「不溶化」は、先端科学の一つとして捉えられるようになってきました。
特に天然無機性鉱物を用いた「不溶化」は、もともと自然界で行われていたことを模倣したにすぎません。ですから、最も安全で安価な方法であり、まさしく「環境にやさしい技術」であると言えます。 |
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アースプロテクターの主成分である酸化マグネシウム(MgO)は、水和反応により水酸化イオン(OH-)を放出し、これが有害物質(例:鉛Pb2+)を水酸化物(Pb(OH)2)として沈殿させます。さらに空気中の炭酸ガス(CO2)と反応し、炭酸マグネシウム(MgCO3・3H2O)形成を促進する過程で、ケイ素粒子(SiO2)元素の粒子間にマグネシウム炭酸塩結晶が成長して粒子を絡めます。これにより、有害元素を吸着した鉱物は強固な結晶体となります。
MgO + H2O → Mg(OH)2
Mg(OH)2+CO2 → MgCO3+ H2O
この原理を基に、汚染物質とアースプロテクターに含まれる酸化マグネシウムや酸化カルシウムが水と出会うと、水和反応が起きて水酸化マグネシウム及び水酸化カルシウムを生成し、吸着及びイオン交換能によってその針状結晶中又は固溶体中に有害物質を取り込みます。その後、空気中の炭酸ガスと反応して炭酸マグネシウム及び炭酸カルシウム形成を進行しながら、針状結晶中又は固溶体中に取り込んだ有害物質を結晶化して固定化します。 |
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