既存の焼却炉における問題点
焼却方法の技術開発等により焼却炉の環境は年々改善されていますが、それは施設の新設や全面改修を行った場合であり、多くの既設焼却炉では部分改修による暫定的な対策に止まっているのが現状です。
このような施設では追加設備とのバランスの悪さや経年変化、不安定な燃焼、スス・クリンカー等の付着等によってダイオキシン類の発生が確認されており、設備投資に対して十分な効果が得られなくなっています。
こうした現状を踏まえた上で、既に発生したダイオキシン類を除去するために多大な費用をかけるよりも、事前にダイオキシン類生成原因物質を除去する方が簡単かつ安価で済み、十分な費用対効果も期待できます。 |